風邪症状
お子さんのこんな症状はありませんか?
ご相談の多い症状
- 発熱
- くしゃみ・鼻水
- 咳・痰
- 吐き気・嘔吐
- 腹痛・下痢
以上のような症状でお困りではないでしょうか。
風邪症状は通常1週間程度で症状改善しますが、症状が悪化する前に早めの受診をお勧めいたします。
こんな症状は要注意
- さまざまな症状が併発している
- 症状が長引いている
- 微熱から比較的高い熱に上がってきた
- 症状が悪化しているように感じる
- 食欲がない
- なかなか寝付けない
など、辛い症状によって日常生活に支障をきたしている場合は、早期の受診をお勧めします。
風邪症状の原因
空気の通り道となる鼻からのどには、さまざまな病原体の感染リスクがあります。症状のほとんどはウイルス感染によって引き起こることが多いです。
代表的なウイルス
- ヒトライノウイルス
- インフルエンザウイルス
- RSウイルス
- アデノウイルス
など、以上のようなウイルスが考えられます。
診断について
当院では専用の器械(富士ドライケム)を用いてウイルスを同定する診断を行なっています。結果が出るまで3〜15分程度お時間はかかりますが、より正確な診断が期待出来ます。
高感度ウイルス迅速診断システム
インフルエンザやRSウイルス、アデノウイルスの感染が疑われる場合は、高感度ウイルス迅速診断システム【富士ドライケム】を活用します。
従来の検査方法では、ウイルス発症後間もない時期(ウイルス量が少ない時期)は陰性となってしまい、再来院での検査が必要となる場合もありました。この富士ドライケムは、発症後(発熱から3時間以内)でも、約100倍の高感度でウイルスを検出できるというメリットがあります。
治療について
インフルエンザ
富士ドライケムによってインフルエンザ発症後に早く陽性を判定できることで、早期に抗インフルエンザ薬を投与することが出来ます。体内でのウイルス増加も防ぎ、症状が軽度の段階での治癒が期待できます。
インフルエンザは生活環境をともにするご家族などに感染しやすいですが、発症から治癒までの期間を縮めることで、感染拡大防止にも役立ちます。
ウイルス性のかぜ症候群
水分・栄養補給に十分配慮しながら安静に過ごすことができれば、ウイルス性のかぜ症候群は自然治癒します。そのため、ウイルスに効果のない抗菌薬の投与はいりません。代わりに対症療法として、鼻汁を減らしたり、熱を下げるためのお薬によって治療します。
細菌感染が疑われる場合
喉が赤く膿がつくような症状(咽頭炎や扁桃炎)がみられる場合は、細菌感染が疑われます。その際は抗菌薬投与による治療が必要です。
細菌感染によって体がぐったりしたり、機嫌が悪い、顔色が悪いなど、全身の状態に何らかの異変が表れることもありますので注意が必要です。その際は速やかに医療機関を受診しましょう。
溶連菌感染症
溶連菌感染症とは、溶血性連鎖球菌という細菌に感染することで起こる感染症です。主に急性咽頭炎・扁桃炎の症状を引き起こし、のどの痛みをうったえて受診されるお子さんも多いです。当院ではウイルス検査と同様に、富士ドライケムによる高感度迅速診断を行なっています。
一般的にはそれほど怖い病気ではありませんが、お子さんから家族に感染することも少なくありません。また、まれに重い合併症を引き起こすこともあります。重篤化や感染拡大を未然に防ぐため、早めに受診するようにしましょう。
風邪を予防するために
生活上の注意
日頃の生活の中で、普段から予防を心がけることが大切です。
- 人混みが多い場所への外出を控える
- 外出時のマスク着用
- 外出後の手洗い、うがい
- 室内での適度な湿度管理
- 適度な湿度を保つ
- 栄養バランスのとれた食事
- 十分な睡眠・休息
- 身体を冷やさない など
些細なことに気を配り習慣化していくことで、風邪は予防することができます。
くしゃみや咳が出る場合は、ティッシュや衣服で鼻・口を覆うなどして、周りの方への配慮を心がけましょう。
アレルギー疾患
年齢と共に変化していくアレルギー症状に注意
下新町クリニックでは小児疾患全般の診療と合わせて
- 小児喘息(ぜんそく)
- アトピー性皮膚炎
- 食物アレルギー
などの、小児特有のアレルギー症状も診察しています。
風邪や胃腸炎などの急性症状とは異なり、喘息をはじめとする慢性的なアレルギー症状は簡単に自然治癒する疾患ではありません。今よりも病気が悪化しないように注意しながら、経過観察していくことが大切です。
年齢とともにアレルギー反応が変化していく方もいらっしゃいます。(アレルギーマーチ)
例えば、幼少期の頃はアトピー性皮膚炎で悩み、食物アレルギーを経験しながら、気管支喘息やアレルギー性鼻炎などの症状に変化していきます。
お子さんのアレルギー症状が悪化しないように、ご家族と二人三脚でお子さんの病気と向き合ってまいります。
皮膚トラブル
お子さんに多い皮膚科疾患
子供の皮膚は成長過程にあるため、大人に比べてかかりやすい疾患や小児特有の症状があります。発育段階に応じて表れる皮膚症状は、症状の出方も人それぞれで個人差が大きく、生活環境も受けやすい特徴があります。
また、大人と違って小さな子どもは、自分の症状をうまく言葉で伝えることが難しいです。ご家族の方が気付く頃には状態が悪化していることも少なくないため、違和感を覚えたら早めに受診させるように心がけましょう。
子供の皮膚の特徴
子供のお肌はみずみずしく、ハリがあるのが特徴です。皮膚の表皮は複数の層で構成されており、一番外側が角質層とよばれています。大人よりも子供の角質層は薄く、約半分から3分の1程度の厚みしかありません。
角質層の役割
角質層は、私たちの体を外部の刺激から守ってくれる「バリア機能」を担っています。しかし、角質層を守っている皮脂の分泌は、生後まもなくから思春期を迎えるまでは非常に少なく、外部からの刺激を受けやすい状態となります。そのため、小児期は皮膚のトラブルが発症しやすいとされています。
ご相談の多い症状・お悩み
当院では、ご家族とご相談しながらお子さんの症状に合わせた治療を行っておりますので、気になる症状や不安なことなどお気軽にご相談下さい。
お子さんの皮膚トラブル例
- アトピー性皮膚炎
- 蕁麻疹
- やけど
- 虫刺され
- とびひ
- イボ・水イボ
- 水ぼうそう(水痘)
- 乳児脂漏性湿疹
そのほか気になる症状はお気軽にご相談ください。
ワクチン接種(予防接種)
予防接種について
新型コロナウイルス感染症と予防接種
秋田県でも新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い「不要不急の外出自粛」が引き続き継続されています。なるべく外出を控える生活を送る中で、医療機関への通院も懸念されている方は多いのではないでしょうか。
予防接種は「不要不急の外出」に含まれません。ワクチンを打つべきもの、打った方が良いとされているものは、なるべく接種することをお勧めします。
予防接種の効果
- ワクチンで防げる病気の発生を抑制する
- ウイルス蔓延を防止する
以上の目的を果たすためにも、かかりやすい年齢を把握しながら予防接種しておくことが大切です。
下新町クリニックでは、地域のみなさまが安心してご来院いただけるように、院内の感染予防対策を徹底しています。今もなおコロナへの不安は大きく、油断できない状況は続いておりますが、予防接種できる年齢(月齢)になりましたら、早めにご来院ください。
予防接種一覧
皆さんに接種して頂きたい定期予防接種
- 四種混合(ジフテリア、破傷風、百日せき、ポリオ)
- 三種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風、百日せき)
- 二種混合(ジフテリア、破傷風)
- MRワクチン(麻疹風疹混合)
- BCG
- 小児用肺炎球菌
- ヒブ
- 日本脳炎
- 水痘
- B型肝炎
- ロタウイルス
- HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)
- インフルエンザ
当院で対応可能な任意予防接種
当院では下記の通り、任意予防接種を実施しています。
- 季節性インフルエンザ
- おたふく
なお、例年1月〜3月に大きな流行が見られる季節性インフルエンザについては、仙北市や大仙市より接種可能な時期が発表されます。当院でも院内掲示やHPから詳細をお伝えしてまいります。
なお、任意予防接種は料金が発生しますので、詳細は当院までお問い合わせください。
ワクチン接種は完全予約制
当院のワクチン接種は事前予約が必要です。窓口でのご予約、あるいはお電話・予約システムにてご予約ください。
当日の持ち物
- 当院の診察券
- 保険証・受給者証
- 接種券(お持ちの方のみ)
- 母子手帳
不明点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。